研究課題/領域番号 |
04556036
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
笈田 昭 京都大学, 農学部, 助教授 (10026461)
|
研究分担者 |
近藤 直 岡山大学, 自然科学研究科, 助手 (20183353)
池田 善郎 京都大学, 農学部, 教授 (50026465)
村瀬 治比古 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20137243)
澁澤 栄 東京農工大学, 農学部, 助教授 (50149465)
笹尾 彰 東京農工大学, 農学部, 教授 (70032993)
|
キーワード | ファイトテクノロジー / バイオモデリング / 植物生育 / ロボティクス / 環境制御 / 生物生産システム / 生態系 |
研究概要 |
本年度の実施計画としては、1)植物生長を対象としたバイオモデリング研究、2)閉空間植物環境制御システムを利用したバイオトロン研究、3)マニュピレーティングや機械走行に関するロボティクス研究の三分野の研究を推進し、それらの有機的結合をめざす生物生産システムの構想を検討することにあった。 1)では、複雑な根系形態に対するLシステムを利用拡張した階層的モデリングの実施(澁澤)、植物生長に対するニューラルネットとGMDHを結合した非線型予測手法の開発(村瀬)、波動論を利用した農産物品質パラメータを計測(池田)が実施され、研究成果が公表された。 2)では、バイオフォトチャンバーを利用した植物生育環境制御裁培装置を製作し、葉面電位や磁場に対する植物生長応答の計測実験に着手した(笹尾)。実験結果の一部は農業機械学会年次大会(弘前、1993年4月)で発表する予定である。 3)では、アナライジングレコーダを利用した車両系の動特性の計測を実施し、機動性に優れた4WS機構の解析およびシミュレーションを行った(笈田)。ロボットの機能と構造からみた作物栽培方法を理論的実験的に検討し、トマトの仕立て方を例示的に提案した(近藤)。組織培養対応のマイクロロボットの設計および実験を実施した(岡本)。以上の研究成果は論文として公表される。 また、環境生態的均衡をめざす循環型生物生産システムの一例として、SUBSEC(Sustainable Bioproduction Systems on Environmental Conservation)構想を提案し(澁澤)、その研究交流を推進した。
|