研究課題/領域番号 |
04557001
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
辰巳 治之 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (90171719)
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研究分担者 |
佐藤 松治 札幌医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10225948)
中村 正弘 札幌医科大学, 医学部, 助手
高沖 英二 (株)メタコーポレーション, ジャパン, 取締役研究員
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キーワード | 形態学 / 立体再構築 / ネットワーク / ワークステーション / カラー画像 |
研究概要 |
我々は形態学者の使える三次元再構築システムを目指し、三次元再構築過程における問題点を明らかにし、それを一つ一つ解決している。 ディジタルデータ化することによりはじめて、コンピュータにより処理ができる。しかし、このディジタルデータの転送、取り扱い、管理に時間がかかり、複雑な作業を強いられる。そのためにアナログデータとディジタルデータとの共存できるシステムを構築した。前年度は、スチルビデオレコーダでおこなったが、その再生時間は、ディジタルデータよりは速いが、実際使う際には、ストレスが多く、大量データ保存、再生には耐えない。そこで、スチルビデオレコーダ接続のノウハウを活かし、LVR(レーザビデオレコーダ)をもコンピュータ制御できるようにした。これにより、秒30コマ程の、full color画像のデータを表示できるようになり、その中から必要な画像をAD変換し、ディジタル画像としてコンピュータで扱えるようにした。また、ワークステーションの特徴を活かし、TCP/IPプロトコールのローカル・エリア・ネットワーク(LAN)により相互接続された再構築システムをつくり、ネットワーク経由(the Internet)でserverとclient方式でLVRの制御も可能にした。しかし、AD変換のスピード、full-color転送の速さには、まだまだ、問題がありこれから改善の余地がある。 再構築するのに非常に時間がかかるので、あらかじめ必要な所をよく吟味してデータを抽出する必要があり、また、広い領域から、全体の形を再構築することも、形態学にとっては必要不可欠のことである。そこで大量のカラー画像データのハンドリングシステムが必要になり、その際、位置的空間的情報も同時に記録する必要がある。そこで、LVRに貯えたカラー画像をAD変換し、その縮小画像をモンタージュ写真のように合成し広領域のパノラマ像を作成する。さらにその画像に位置情報を貯え、マウスでその画像を指定するだけで、原画像を参照できるようなシステムを作成した。
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