研究課題/領域番号 |
04557001
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
辰巳 治之 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (90171719)
|
研究分担者 |
佐藤 松治 札幌医科大学, 医学部, 助手 (10225948)
高沖 英二 メタ, コーポレーション・ジャパン附属研究所, 主任研究員
中村 正弘 札幌医科大学, 医学部, 助手 (20260763)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
キーワード | 三次元再構築 / カラー画像 / 画像データベース / メタボール / 形態学 / 解剖学 / インターネット |
研究概要 |
我々は形態学者の使える三次元再構築システムを開発している。その過程において種々の問題点があきらかになってきたので、それを一つ一つ解決している。コンピュータによる再構築過程においてディジタルデータの転送、取り扱い、管理に時間がかかり、複雑な作業を強いられる。それを改善すべく、統合化されたシステムを構築した。ワークステーションの特徴を活かし、LANにより相互接続された再構築システムをつくり、さらに文部省学術情報センターのSINETともに接続し、広域共同研究を可能にした。インターネット・コンピューティングと形態学者用の再構築システムとを統合化する過程で、目に見えない問題が明らかになり、その解決策を模索し、経験した内容を発表した。我々の扱うカラー画像データは莫大な容量になるので、アナログデータとしてレーザ・ビデオ・レコーダに記録しておき、workstationからこれを制御し、データベース化することにより、デイジタル・データの必要な時に、A/D変換しdataをworkstationに取り込めるようにした。そして、顕微鏡のステージをワークステイションから制御することにより、広視野の組織切片像を分割し自動的に光ディスクに記録し、モンタージュを作成するようにした。さらに、構造物の輪郭を抽出するのに、代表点を指定するだけで、その間をスプライン関数で補間し、また、二次元データを三次元データ化する際に、閉曲線内を指定するだけで、メタボールデータに変換できるようにした。この時間のかかるプロセスはRPC(Remote Procedute Call)により、高速のCPU serverで計算するように負荷分散を試みた。
|