研究課題/領域番号 |
04557019
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
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研究分担者 |
加藤 哲郎 秋田大, 医, 助教授 (40004642)
山本 雅 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40134621)
秋山 徹 大阪大, 微研, 教授 (70150745)
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キーワード | 癌遺伝子 / 乳癌 / 血清診断 / ステロイドホルモン / erbB-2 / ELISA |
研究概要 |
1.血清ErbB-2の測定系を確立し、その臨床応用をこころみ、成果を得た。 a)EIAによる測定系を、健常人364例をもとに作成し、原発乳癌の陽性率13.0%((24)/(185)),再発乳癌陽性率51.2%((62)/(121))との値を得た。 b)RIAによる測定系では同じく原発13.0%((24)/(185)),再発47.9%((58)/(121))との値を得た。 c)乳癌組織抽出液では過剰発現例は39.3%((46)/(117))であった。 本試験は以上より実用化の域に入った。現在健康保健適用について厚生省で審議されている。 2.その他ErbB-2蛋白、遺伝子および関連遺伝子について以下の諸点を解明した。 a)ErbB-2のリガンドとしてエストラジオールが機能しうることを示した。 b)新しい受容体型チロシンキナーゼbrtを同定した。 c)新しいチロシンキナーゼを含むキメラ蛋白p80を同定した。 d)c-erbB-2遺伝子プロモーターの調節機序を研究した。 e)Src型チロシンキナーゼFgrが免疫グロブリンFcレセプターIIと会合することを示した。
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