• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

膵癌の高危険群選別を目的とした超微量腫瘍細胞の特異的検出系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04557035
研究機関札幌医科大学

研究代表者

今井 浩三  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (60117603)

研究分担者 谷内 昭  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50045324)
日野田 裕治  札幌医科大学, 医学部, 講師 (10165128)
キーワード膵癌 / 腫瘍細胞 / ムチン抗原遺伝子 / RT-PCR法 / 早期診断
研究概要

膵癌は早期診断が極めて困難であり、その予後は悪い。各種の画像診断等が膵癌に対して試みられ成果が挙げられているが、これらの方法のみで膵癌の高危険群をスクリーニングするのは不十分といわざるを得ない。
本研究においては、最近MUSE11抗原遺伝子のクローニングに成功したので、体液中に存在する微量癌細胞よりmRNAを抽出、これを2組のプライマーを用いたRT-PCR2回法を行ないMUSE11抗原遺伝子に対応するcDNAを増幅し、特異オリゴヌクレオチドを用いたサザンブロット法により検出した。この場合、基礎研究として培養癌細胞を用い、これを正常白血球と混じ、2回PCR法の感度を確立した。またK-rasのmutation特異的プライマーを用いたPCRを確立し、この場合もさらに外側のプライマーで2回増幅を行ない超微量細胞の検出系を確立した。
次に腹水、胸水等の体液を用いて、その上清中のMUSE11抗原量をモノクローナル抗体で測定すると同時に、本法により対応DNAおよびRNAを検出し、抗原量との関連性を比較した。さらに、細胞診の成績との間に比較を行ない、本検出法が有用であることを確認する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hinoda et al.: "Circulating tumor-associated antigens detected by monoclonal antibodies against the polypeptide core of mucin." Gastroenterol.Jpn.27. 390-395 (1992)

  • [文献書誌] Imai et al.: "Detection of circulating pancreas cancer-associated antigen MUSE 11 by a new monoclonal antibody" Oncology(Life Sci,Adv.). 11. 51-57 (1992)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi