研究課題/領域番号 |
04557061
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
四津 良平 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30129738)
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研究分担者 |
小野口 勝久 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00214198)
伊藤 努 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00232455)
三田村 好矩 北海道東海大学, 工学部, 教授 (70002110)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | Valvo-Pump / Artificial heart / Axial flow pump / 定常流ポンプ / Ferrofluidic seal / Nonpulsatile blood pump / 補助循環 / 完全置換型人工心臓 |
研究概要 |
Valvo-Pumpは円筒形のハウジング内に収められたインペラ-と小型モーターで構成され、従来の埋込型完全人工心臓と比較してさまざまな利点を持つ。すなわち、1)Valvo-Pumpは心臓弁の位置に埋め込まれるので解剖学的適合性に優れている。2)心筋ポンプの貯血槽あるいは壁として利用するので血液接触面が比較的少なく、血栓形成の機会を減少させる。3)Valvo-Pumpは通常行われている人工弁置換と同様の術式で比較的簡単に埋め込まれる。 平成4、5年度の実験によって得られたValvo-Pumpのポンプ特性は、左心室の代行に対しては、十分なものであった。すなわち、模擬循環回路を用いた特性試験により、圧差70mmHgに対して流量15L/minが得られ、圧差140mmHgに対しては、流量5.0L/minが得られた。 このValvo-Pumpのサイズは、現在のところ、臨床応用にまでもってゆくには、大きすぎる。すなわち、最大径である流出路の径は37mmで、長さは、55mmである。今後、動物実験を行う事を考慮するとこのサイズを小さくする必要がある。このサイズに関して、現在は、モーター部分を左心室内に入れ、インペラ-部分だけを大動脈弁位に位置させれば、より強力なモーターを使用する事が可能であると考えて、その設計に入っている。また溶血に関しては、インペラ-の形状の最適化を行い、その表面性状もより平滑なものを求めている。 今後は、(1)サイズダウン、(2)左心室内によるモーター部分の設計、(3)溶血の減少、(4)モニターの方法の4点を重心に研究開発を続けてゆく予定である。
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