研究分担者 |
小林 正明 名古屋市立大学, 医学部(整形外科), 研究員
井口 普敬 名古屋市立大学, 医学部(整形外科), 研究員
米津 賀鶴雄 名古屋市立大学, 医学部(整形外科), 助手 (50244554)
種田 陽一 名古屋市立大学, 医学部(整形外科), 講師 (40145735)
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研究概要 |
平成4年度は本研究のシステム作りの年度であった,画像データベースシステムを作成し,患者情報を有機的に保存できるようにした,関節鏡の画像は検査中にビデオフロッピーに記録し,これを他の情報と共に画像データベースシステムに追加していくことにより情報の有機的利用を可能にしている. 臨床的には159例の患者に対し極小関節鏡を施行しその患者データおよび画像を本データベースシステムに収集した.その内訳は膝半月板損傷69例,靭帯損傷16例,変形性膝関節症24例,慢性関節リウマチ24例,Perthes病8例,先天股脱3例,大腿骨頭壊死3例,その他12例であった. 一方関節内超音波検査はその装置はほぼ完成し,実際の手技を発展させているところである.装置は関節内で利用できる専用の探息子を開発し既存の超音波イメージ装置に接続可能なものにした.基礎実験としては標本関節軟骨に対し関節内超音波装置による関節軟骨の描出と病理切辺の比較により高い描出能力が認められた.また臨床的には膝内障12例,変形性膝関節症5例,慢性関節リウマチ5例,Charcot関節1例の超音波検査を行い他の検査法との比較により有用性が示唆されている.
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