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1994 年度 実績報告書

アレルギー疾患の診断法について-パッチテスト反応の判定システムの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 04557084
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

井上 昌幸  東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (10013872)

研究分担者 村田 幸男  村田色彩エンジニヤリング, 所長
永井 成美  岩手医科大学, 歯学部, 講師 (20184476)
古川 良俊  岩手医科大学, 歯学部, 講師 (40156956)
石橋 寛二  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90018771)
キーワード金属アレルギー / 診断法 / パッチテスト / 高速分光光度計 / 色彩学的判定システム
研究概要

パッチテストにおける客観的判定システムを確立するための基礎的研究として、皮膚の発赤反応を色彩学的に分析し、陰性判定との比較を通して検討を加えた結果、以下のことが明らかとなった。
1.陽性判定の特徴として、分光反射率曲線は吸収帯を示し、視感色濃度θは増加し、色差dEは高値を示し、マンセル表色系の色相はYRへの変化、明度は低下し、彩度には変化がなく、CIELAB表色系のL*は低下、a*は増加、b*は減少を示した。
2.パッチテスト反応の陽性群と陰性群の2群間における色彩学的判定項目についてt検定を行ったところ、色差dE、分光反射率の差、視感色濃度θ、CIELAB表色系のL*、a*、b*、マンセル表色系の明度Vの7項目に危険率1%で統計学的有意差が認められた。
3.さらに、これらの結果をもとに色彩学的分析項目に対して、多変量解析による皮膚発赤変化の判定システムを開発し、その妥当性を検討した。
その要旨を平成5年度日本補綴歯科学会東北・北海道支部学術大会(群山)において発表した。その後は引き続き本システムを用いて新たなデータの集積中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井上昌幸: "金属アレルギーの現状と歯科領域における対応" 日本補綴歯科学会雑誌. 37. 1127-1138 (1993)

  • [文献書誌] 松田もと子、永井成美他: "パッチテストによる皮膚反応の色彩学的分析" 日本補綴歯科学会雑誌. 38. 588-595 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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