研究概要 |
平成5年度は以下の研究を実施した. 1.触覚以外の他の感覚情報呈示部の製作 地名を表す音声,車の行き交う音や店先での音,路地を吹き抜ける風,日向/日陰など,環境における位置の特定に有効な情報を生成できるようにした.特に,音響的な情報に重点を置いた. 2.双方向インターフェイスの実現 システムから使用者への情報伝達だけでなく,使用者の知識をマルチモダリティファイルに書き込み,使用者独自のパーソナルマップを,主に音声と触覚をもちいて作成できるようにした. 3.マルチメディア情報の表現形式の検討 複雑な図情報の表現形式として,マルチレイヤ,ハイパーリンクなどの方式が考えられるが,盲人にとってどのような表現が良いかを心理実験(被験者は晴眼者と盲人)により検討した.
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