平成5年度は、平成4年度に続き、研究協力者である高校教師ないし高校教師経験者で、化学史に感心と造詣が深い5人にさらに資料の収集とデータベース化のための資料の機械可読化を進めて貰った。 データベース作成関係の研究協力者も含めて、本研究のためのワーキンググループのメンバーは以下の通り。 林 良重(放送大学)、黒杭清治(日大三高)、 小林 伸(都鷺宮高)、丸石照機(千葉県八千代高)、 岡 真澄(都国際高)、伊藤真人(創価大工)、 紺野 昇(大阪教育センター) 平成4年度には、「食塩」という大テーマに関する資料を集め、課題研究セットを試作することにしたが、これは平成4年度内には完結せず、さらに平成5年度にも行った。そのほか、「気体」、「銅」、「有機立体化学」に関するデータセットの製作を進めている。データベースを動かすソフトウエアの開発も順調に進んでいる。 研究の成果を日本化学会第65春季会(5件)、第66秋季年会(4件)に発表した。
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