研究課題/領域番号 |
04559002
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長島 泰夫 筑波大学, 医療技術短期大学部, 教授 (60091914)
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研究分担者 |
島 邦博 筑波大学, 物理工学系・加速器センター, 講師 (70087964)
小松原 哲郎 筑波大学, 物理学系・加速器センター, 助手 (10195852)
青木 孝義 筑波大学, 物理学系・アイソトープセンター, 助教授 (30114028)
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キーワード | 加速器質量分析 / AMS / 年代測定 / 微量元素分析 |
研究概要 |
本年度前半において、平成4年度に設計開発したアイソトープ選別用2極電磁石を入射電磁石の上流に設置する作業と、筑波大加速器センターの測定室に同じく昨年度に開発したエネルギー弁別器と運動量弁別器を主要装置とする本研究専用の測定系の建設を進め、右図に示す如く、既存の静電タンデム加速器と結合し、静電加速器質量分析システムの構築を行った。 本年度後半において、各部分毎の性能確認テストを行なうとともに本システムを円滑に駆動するための制御プログラムの開発を行い、システム全体の調整を行なった。11月よりビームを用いたテスト実験を開始し、^<13>C_2Oをパイロットビームとして、極微量の^<26>Mgの検出テスト実験を行い、本研究の根幹を成す‘2分子パイロットビーム法'の原理と性能を確かめた。その結果、本試験研究の初期目的を満足している事が確認出来た。 現在、専用イオン源の調整を行っており、来年度早々には全システムの開発を完了する予定となっているが、検出感度の限界と測定可能な最小試料量を知ることを目的として、那須地方より採取された化石水の年代同定を本システムにより行う研究を開発に平行して遂行中である。
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