研究分担者 |
下條 真司 大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (00187478)
中野 秀男 大阪大学, 工学部, 助教授 (40093439)
山井 成良 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 講師 (90210319)
工藤 英男 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (60133146)
鈴木 忠一 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (40216411)
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研究概要 |
本年度は昨年度におけるシステムの基本設計に引続き,通信機能の基本設計や負荷分散機能の設計ならびに基礎実験を行い,その成果を学会などで次頁に示す6件の公表を行った。 具体的には,分散型教育支援用ハイパーテキストシステムにおける通信機能の実装,ウィンドウ環境におけるリアルタイム通信システムの開発,異機種混在環境における動的負荷分散機能の実装に関する研究を進めた。今年度は次の3点を中心に,CAIシステムの基本部分を今年度購入の設備であるワークステーションおよびパーソナル・コンピュータを用いて設計および一部開発を行った。 1.通信機能の設計と実装において、1対1の通信,1対多の通信形態をハイパーテキストシステムの外部に通信サーバを設けることにより実現した。 2.分散型教育支援システムにおける教材サーバの設計をNFSとamdを用いて行った。 3.動的負荷分散によるCAIシステムの高速化について検討し,負荷分散アルゴリズを設計した。 なお,端末数が不足していたため,設備備品費で購入予定であったワークステーション(Sun Microsystems社SPARC‐station IPX)をより高速で安価な後継機種のS‐4/LXに変更し,差額を教官用端末用パーソナルコンピュータ(Apple Computer社Macintosh Quadra 840AV)に充当した。 しかし,当初計画していたCAI基本システムの実現が初年度で大幅に遅れたため,通信機能についても実装の段階で遅れが生じている。さらに,ユーザインターフェース部分のCAIシステムへの組込みが遅れている状況にある。
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