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1992 年度 実績報告書

精神障害者と家族への社会福祉援助過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04610110
研究機関大阪府立大学

研究代表者

太田 義弘  大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (40078944)

研究分担者 倉石 哲也  大阪府立大学, 社会福祉学部, 講師 (20234528)
横山 穰  大阪府立大学, 社会福祉学部, 講師 (20244676)
定藤 丈弘  大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (30071921)
キーワードソーシャル・ワーク / エコシステム / 情報処理シミュレーション / 実践方法 / 生活援助 / 精神障害者 / クライエント参加 / コンピュータ利用
研究概要

本研究の目的は、精神障害者と家族への生活援助のためにコンピュータ科学を導入して、人と環境をめぐる雑多な情報を適切に収集・処理し、最適の援助が提供できるようソーシャル・ワーク実践方法の科学化と専門化を目指したものである。さらに、コンピュータ科学の成果を、単に援助者側の効率や客観性を重視した論理のもとに、手法として活用するだけではなく、クライエント自身が、情報処理方法を活用して問題解決過程に主体者として参加することを意図した実践方法である。
研究の成果としては、目下のところ以下のような事項を指摘することができる段階にある。
(1)基礎的な理論枠組みとしてのエコシステム構想の検討と構築
(2)生活援助への情報処理シミュレーション・モデルの考察
(3)クライエント参加による情報処理方法の考察
(4)情報処理シミュレーション・プログラムの作成
(5)臨床場面でのパイロット研究を通じた考察
(6)情報処理プログラムの活用方法の考察
などである。分担研究者の研究進度も予定通り順調に経過しており、共同研究として所期の成果を見ることができたと考えられる。
研究計画では、本情報処理シミュレーション・モデルの汎用性を高めるために
(7)情報処理結果の有効な表示方法の検討
(8)マークカードを利用した情報の入力方法の検討
などの周辺作業も含め年度内に成果をまとめることにしていたが、これらの関連事項が、目下のところ課題として残されている。理論や枠組み、方法の定式化とともに、これらの再調整がさらに必要とされる段階にはあるが、一応の研究の成果は報告できる段階にある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 太田 義弘 他: "ソーシャル・ワーク実践と情報処理方法" 社会問題研究(大阪府立大学 社会福祉学部). 43. (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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