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1992 年度 実績報告書

ソ連経済の市場経済移行に伴なう新統計方法(国連方式)の採用経過とその方法論の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 04630033
研究機関大阪市立大学

研究代表者

田畑 理一  大阪市立大学, 経済学部, 助教授 (60171873)

キーワードハイパー・インフレ / マイナス成長 / マクロ経済統計 / 市場経済化 / ロシア連邦国家統計委員会 / (最低)生活水準 / 購買力平化 / 国有企業の民有・民営化(株式会社化)
研究概要

本年度(平成4年度)の研究目標として、当初ロシア経済に関するマクロ経済指標およびその関連統計データをできるだけ多く入手・整理し、その一部を公表することに置いたが、ロシアの政治・経済情勢が混迷を極め、研究目標のフォローの作業も困難を極めた。今年度行なった作業は以下の通りである。
1.ロシアの統計資料の入手。
2.ロシアの統計資料の整理。
3.ロシアの全体的な経済情勢の統計資料およびロシアの諸論文による分析。
4.ロシアの経済情勢についての資料および分析結果の雑誌論文への公表。
1.の統計資料の入手に関してはロシア語新聞・雑誌に公表された最新の統計、出版された統計委員会の統計の入手に努めた。 2.については十分な整理作業はできていないが、マクロ経済分析に必要な経済統計資料の整理を中心に作業を行なった。 3.については、1992年にロシア経済が価格自由化を初めとして国有企業の民有化、貿易・外国為替取引の自由化を進め、同時にインフレと生産低下が劇的に進行し、この分析が緊要となったので入手・整理した資料にもとづいて小論文を執筆・公表した。また、1993年3月24〜25日に北海道大学スラブ研究センターに招かれ、私の研究課題でもあり、現時点でのロシア経済における最も重要な問題であるロシアのマクロ経済統計および経済成長率について研究報告を行なった。以上の研究成果の公表、研究報告はいずれも予備的なものである。1992年9月1日〜10月31日の2ヵ月間、日本学術振興会の助成でロシアに滞在し、ロシアの経済情勢とマクロ経済統計について調査研究を進めることができ、私の研究課題について飛躍的に研究を進めることができた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 田畑 理一: "ロシア極東事情" イグザミナ. 61. 76-79 (1992)

  • [文献書誌] 田畑 理一: "ロシア経済の現況" イグザミナ. 63. 60-63 (1992)

  • [文献書誌] 田畑 理一: "続ロシア経済の現況" イグザミナ. 64. 44-47 (1993)

  • [文献書誌] 田畑 理一: "ロシア経済改革への提言(解説)" 経済評論. 第42巻1号. 31-39 (1993)

  • [文献書誌] 田畑 理一: "危機真っただ中のロシア経済" 世界週報. 第74巻6号. 62-67 (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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