本年度(平成5年度)の研究目標としては、昨年に引き続き、以下のものに重点を置いた。 1.ロシアの統計資料の入手 2.ロシアの統計資料の整理 ロシアの全体的な経済情勢に関する統計資料および論文の検討 4.以上の研究結果の公表 1および3に資するために、昨年度末からロシア語新聞を2つとり、最新の統計データの入手に努めた。さらに昨年に引き続き、ロシアおよびCISの統計資料の入手にも努めた。 1993年もロシアおよびCIS諸国の経済は混乱を極め、最新の資料の入手と分析が決定的に重要であったと考えられる。 膨大な資料の分析をすべてこなすことは、もちろんすぐには不可能であるが、入手できた資料をもとに来年度以降も研究を進める予定である。 本年度8月3日〜27日まで大阪市立大学の基金により、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンを訪問し、現地でのヒアリング、ディスカッション、資料入手ができたことは重要な成果であった。
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