研究課題/領域番号 |
04640242
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
石川 弘 琉球大学, 理学部, 教授 (70044980)
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研究分担者 |
小高 一則 琉球大学, 理学部, 助教授 (30221964)
平安名 常儀 琉球大学, 理学部, 助教授 (80045195)
松本 修一 琉球大学, 教育学部, 教授 (20145519)
前原 濶 琉球大学, 教育学部, 教授 (60044921)
西白保 敏彦 琉球大学, 理学部, 教授 (70044956)
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キーワード | 有限混合分布 / 可算無限混合分布 / 整列集合 / identifiable |
研究概要 |
混合分布H_Gからの標本に基づいてmixing disdribution G を推定するときH_Gがidentifiableであること,すなわちH_GによってGが一意的に決まること,が必要とされる。我々はまずこの問題に焦点をしぼった結果,以下に記すようなたいへんおもしろい成果を得た。 あらゆる混合分布を考えるとうまくいかないので有限混合分布と可算無混合分布を今年の研究対象とした。母数空間に全順序を与え,整列集合の族を考える。さらにこの整列集合をsupportとして持つ分布関数の族を考えmixing distribution G.はこの族に属するものとする。このときH_Gは有限混合分布または可算無限混合分布になる。我々は次の定理を得る。 定理:ある無理のない条件の下でH_Gはidentifiableである。 さらにこの結果を具体的な確率分布に適用することにより次の命題を得る。 命題1:Weibull分布及び対数正規分布の有限混合分布の全体はいずれもidentifiableである。この結果は1988年のAhmadの結果の拡張になっている。さらに次の命題も得られる。 命題2:log-gamma分布及びreversed log-gamma分布の有限混合分布の全体はいずれもidentifiableである。 我々はこの研究を次年度につなげてここで得られた成果を推測理論へ発展させたいと思っている。
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