1.インドシナ半島から収集されたヌスビトハギ属植物の未同定標本約450点について研究した。その結果、これらの種名を定め、同地域のヌスビトハギ属植物相を明らかにした。この研究結果はパリ自然史博物館からFlore du Cambodge du Laos et du Viet-Namの27巻として、1993年に出版される。 2.上の研究中、ラオスで採集された標本の1枚が新種のものであることを明らかにした。この植物は花序が長く、花序の節はまばらで、各節に2-3個の花をつけるなどの特徴が認められた。この特徴により、この新種はPodocarpium亜属の種と判定された。この結果をJournal of Japanese Botany67巻6号に発表した。
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