• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

ゼオライト系三次元フレームワーク構造の熱的安定性に関する理論的・実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04640729
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 満雄  群馬大学, 工学部, 教授 (20008428)

キーワードゼオライト / クラスター / モデリング / フレームワーク / コンピュータグラフィクス
研究概要

1.ゼオライト系三次元フレームワーク構造をモデリングするための基本概念の確立
ゼオライトフレームワーク構造は一連の同心クラスターにより構成される。一般に(n+1)次のクラスターはn次のクラスターの整合関係の上に構成されているので基本クラスターより出発して,それらの整合性を考慮しながら,低次のクラスターから高次のクラスターへと段階的に構築を進める。整合性はトポロジカルな面と,立体化学的な面の二つについて検討される。この方法の特徴は (a)出発基本クラスターはグラフ理論的に導かれる, (b)空間群対称性を一切必要としない, (c)クラスターの系統的誘導が可能, (d)生成クラスター相互構造特性化が出来る, (e)構造特性量に基いてフレームワークの分類が可能,などの利点がある。
2.コンピュータグラフィクスによるフレームワークの系統的導出
上に述べた基本概念をコンピュータグラフィクス上で走らせるためのプログラムを開発した。ゼオライトX,Yなどに代表されるホージャサイト型ゼオライトの基本クラスターを基に構築を進めたところ3次のクラスターとして9種,4次のクラスターとして119種が得られた。5次,6次以上のクラスターはコンピュータメモリーの制限のため,大容量のワークステーション,または大型計算機を必要とする。現在,そのためのコンピュタアルゴリズムを検討中である。

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi