研究課題/領域番号 |
04640746
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
岡田 守彦 筑波大学, 体育科学系, 教授 (60011615)
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研究分担者 |
進藤 正雄 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10015886)
河内 まき子 製品科学研究所, 応用人間工学部, 主任研究員 (80126052)
高井 省三 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (20050643)
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キーワード | 足弓 / 超音波法 / 人体計測 / X線写真 / 断層画像 |
研究概要 |
本研究は、超音波による足弓形態計測法の確立を目的として、足底部の前頭面断層画像に映し出される軟部組織を観察するとともに、そこから得られる足弓の高さとX線像から得られる足弓の高さを比較することによって、足部を対象とする超音波計測法の再現性、信頼性について検討することを目的とした。被験者は男子大学生32名である。主な結果は下記のとおりであった。 1.断層部位が同じであれば、被験者の違いに関係なく同様な画像イメージが得られ、中足部において母指外転筋、小指外転筋、短指屈筋、足底腱膜等の軟部組織が連続的に観察された。 2.反復撮影された画像から得られる超音波計測値の変動係数は、前足部、後足部にくらべ中足部において小さくなった。 3.前足部、後足部にくらべ中足部において、超音波計測値とX線計測値の相関は最も高く、楔状骨部で0.88、舟状骨部で0.84(ともに危険率0.1%)であった。 4.超音波計測値とX線計測値の差(絶対偏差)には部位による一定の傾向はなく、超音波計測値がX線計測値より2mm〜6mm小さかった。 5.相対偏差(X線計測値に対する絶対偏差の比率)は、前足部、後足部にくらべ中足部において顕著に小さかった。 6.上記の結果には、立位、着座の姿勢のちがいによる差異はみられなかった。 7.以上より、超音波計測値は中足部において再現性および信頼性かともに高く、足弓形態を対象とした超音波計測には楔状骨から舟状骨を含む断層部位を用いることが有効であることが示唆された。
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