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1992 年度 実績報告書

スペースプレーンの胴翼連成フラッタ

研究課題

研究課題/領域番号 04650056
研究機関東京理科大学

研究代表者

小林 繁夫  東京理科大学, 工学部, 教授 (30010698)

キーワードスペースプレーン / フラッタ
研究概要

現在、拾数年後初飛行を目標に研究中の水平離陸の単段式スペースプレーンの機体は、大量の液体水素を満載した細長い胴長に胴体と、前縁後退角の大きいデルタ翼という細長い機体形態になると考えられる。この細長くて撓み易い胴体を持つ機体形態では、従来の飛行機とは異なり、胴体の曲げと翼の曲げおよびねじりとが連成したフラッタが起る可能性を調べる必要がある。本年度は次の項目まで実施、到達することができた。
1.超音速空気力の場で細長い胴体がボディ・フラッタを起す可能性を、一様断面梁という簡単なモデルを用いて明かにし、限界曲げ剛性を求めた。
2.航空宇宙技術研究所で現在システム研究中のスペースプレーンの、形態、剛性および質量分布の調査を行なって、、本研究の基本モデルを作った。
3.胴体を梁構造、翼を板構造として有限要素法を用いた固有振動解析プログラムを作り、上記基本モデルについて固有振動数の固有振動モードの特性を明かにした。
4.細長い胴翼形態すなわちスレンダボディの非定常超音速空気力の理論を調査し、本フラッタ解析に使えるように整理した。
5.模型による固有振動実験準備として、相似モデルの設計、並びにFFTを用いた実験の準備を行なった。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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