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1992 年度 実績報告書

耐熱金属間化合物と超耐熱合金の耐酸化放電被覆による高温環境強度向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650097
研究機関豊田工業大学

研究代表者

飯野 豊  豊田工業大学, 工学部, 教授 (20005367)

研究分担者 恒川 好樹  豊田工業大学, 工学部, 教授 (50148350)
毛利 尚武  豊田工業大学, 工学部, 教授 (90126186)
斎藤 長男  豊田工業大学, 工学部, 教授 (60148343)
キーワード高温酸化環境 / 高温低サイクル疲労き裂発生 / クリープき裂発生 / 耐酸化放電被覆 / 金属間化合物 / Ni基超合金
研究概要

1.高温環境試験装置の製作,組立
現有の高温電気炉付試験機に酸化環境装置を製作しとりつけた.試験部は透明〓英ガラス管内に入るようにしガラスの上下部はOリング,ベローを使用し外部からの空気の流入を防いだ.種々のガスは上部から入れ下部より取り出し出口ガスの酸素濃度は科研費で購入した酸素分析計で測定する.使用するガスは 大気,99.99%N_2,99.99%Ar.
2.耐熱Ni基超合金1N713LC,金属間化合物TiAlの低サイクル疲労.
0.4CT厚さ3mm,切欠先端半径1mmの試験片を上記の装置中で800℃低サイクル疲労試験しき裂発生回数を測定した.713LCは酸化が少ないがTiAlは酸化がはげしかった。マクロき裂発生回数(数百回のオーダー)はN_2,Ar中より空気中が多かった.当初計画の超合金738LCは次年度に実験を行う(材料は購入済).
3.TiAlの高温環境下クリープ試験
上記と同じCT試験片を用いて大気中,N_2中,Ar中800℃のクリープ試験を行い(時間は240hまで)き裂発生寿命を調べた.初期みかけの応力拡大係数Kg=60kgf・mm^<-3/2>では寿命は大気中が最も長くN_2中Ar中と短かくなった.どの雰囲気でも酸化するが大気中の酸化膜は厚くはくりしやすかった.
4.耐酸化放電被覆および酸化試験
NiCrAlYの圧粉体を作製し713LCとTiAlに被覆した.713LCは被覆でき耐酸化性も向上する(1000℃ 大気中,1000hまでの試験).TiAlは被覆面にマイクロクラックが発生したため更なる放電条件探究を行っている.

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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