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1993 年度 実績報告書

高電圧・大電流インパルス用高性能デジタルレコーダの開発と性能試験法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650249
研究機関日本工業大学

研究代表者

原田 達哉  日本工業大学, 超高圧放電研究センター, 教授 (10183568)

研究分担者 佐伯 正盛  日本工業大学, 超高圧放電研究センター, 助教授 (40049713)
高橋 久雄  ソニー, テクトロニクス株式会社・第二開発部, 主任
キーワードデジタルレコーダ / インパルス電圧 / インパルス電流 / ノイズ / 積分非直線性 / 微分非直線性 / 校正 / 基準測定システム
研究概要

1.高性能インパルス用デジタルレコーダの開発
10ビット、サンプリングレート、200MS/s,レコード長256Kワードの一般用デジタルレコーダの性能改善を進め、IEC規格1083-1(インパルス試験に用いるデジタルレコーダ)に完全に合格するインパルス電圧・電流測定用デジタルレコーダを開発した。その性能は下記のとおりである。
(1)積分非直線性:フルスケールの±0.2 %以下(規格値±0.5%以下)
(2)内部ノイズ:同上 ±0.08%以下(規格値±0.4%以下)
(3)リップル:同上 ±0.03%以下(規格値±0.4%以下)
(4)微分非直線性:0.5W_0(平均ロードビン巾)(規格値0.8W_0以下)
2.校正用基準パルス発生器の開発
水銀接点リレーおよび抵抗とコンデンサよりなり、IEC規格を満足する高精度校正用基準パルス発生器を開発した。発生波形は雷インパルス電圧(0.84/60μs)とその裁断波、および開閉インパルス電圧(20/4,000μs)である。
3.デジタルレコーダのインパルス高精度測定法の研究
デジタルレコーダの内部ノイズがインパルス測定に及ぼす影響について検討し、波高値、波頭長、波尾長測定誤差を最小に抑えるための補正法を明らかとした。
4.高精度インパルス電圧・電流基準測定システムの開発
上記インパルス用デジタルレコーダと平成3年度科研費などにより研究した基準分圧器・分流器と組合わせて、IEC規格に合格する精度±1%の高精度インパルス電圧・電流規準測定システムを開発した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 原田達哉: "インパルス電圧・電流測定システムの技術動向" 電気学会論文誌B. 114. 6-10 (1994)

  • [文献書誌] 脇本隆之、原田達哉、柏木康秀: "インパルス電圧測定に用いる測定器の内部ノイズによる誤差と補正法" 電気学会論文誌B. 114. 72-78 (1994)

  • [文献書誌] 原田、佐伯、柏木、三宅、高橋: "インパルス試験用デジタイザおよび校正システムについて" 電気学会研究会資料. HV-93-93. 17-26 (1993)

  • [文献書誌] 脇本、原田、柏木: "インパルス電圧のデジタル測定データの補正法に関する検討" 電気学会研究会資料. HV-92-34. 19-28 (1992)

  • [文献書誌] 脇本、原田、柏木: "インパルス測定用デジタイザを用いたデジタル測定および補正法" 電気学会研究会資料. HV-92-25. 35-43 (1992)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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