• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

計算機システムの高信頼化における情報理論の応用

研究課題

研究課題/領域番号 04650311
研究機関名古屋大学

研究代表者

岩垂 好裕  名古屋大学, 工学部, 教授 (00232687)

キーワードLSIテスト / 出力圧縮 / 割算器圧縮 / スペクトル拡散 / 同期捕捉 / 連接系列方式 / 完全自己検査性設計 / 直流分抑制
研究概要

LSIテストに関しては、署名解析法で被検査回路の出力をハミング符号化し、その検査ビットの系列を圧縮された署名系列とする新しい着想に基ずく方法を提案した。この方法の利点は、従来の割算器による圧縮の方法では見逃し誤り率が一定の定数値に収斂したのに対し、見逃し誤り率が確率的に0に収斂することにある。シミュレーションによってもこの性質が実現されることが確認され、今後実用上も有望な圧縮の方法になると思われる。また署名解析法のランダムな被検査回路へのテスト入力の一つの生成法として、二次元M系列(M平面)の部分平面を応用する方法について検討した。数種類の統計的検定の結果、こん御部分平面は従来行なわれてきた一次元M系列から生成した部分系列と同等、又はそれ以上のランダム性が得られることが明らかになった。以上をまとめて平成6年2月の電子情報通信学会FTS研究会で発表した。またハミング符号を用いる署名解析法については、平成6年6月にノルウエーで行なわれるIEEE情報理論シンポジウムに投稿し、採録となった。
ランダム系列の応用の一つとしてスペクトル拡散通信方式の研究を行なった。周波数有効利用の見地からM-aryスペクトル拡散通信方式が最近注目を集めているが、その同期捕捉方法について、従来同期用の信号を別途挿入する方式が提案されていた。それに対して連接系列方式による同期捕捉方法を提案し、信号電力対雑音電力比の改善が得られることが判明した。この結果は平成6年3月の電子情報通信学会スペクトル拡散方式研究会で発表する予定である。
検査回路の完全自己検査性設計に関しては、直流分抑制符号の検査回路の設計法について研究を行い、従来の設計法には存在しなかった直流分によって変化する検査ビットの処理についての目途を得た。
補助金のうち約35万円は出張旅費、約10万円は謝金、約5万円は印刷費等に使用した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 神谷幸宏: "BIST用パターンとしての2次元M系列のランダム性の検討" 電子情報通信学会技術報告. FTS93-62. 23-30 (1994)

  • [文献書誌] 青山健司: "ハミング符号を用いた署名解析法の提案" 電子情報通信学会技術報告. FTS93-63. 31-38 (1994)

  • [文献書誌] K.Aoyama: "Several Information Theoretic Approaches to Signature Analysis Problem in Fault-Tolerant Computing." IEEE ISIT'94 Proceedings. to appear.

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi