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1992 年度 実績報告書

半導体導波路アレイを用いた高速光偏向素子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04650350
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

森木 一紀  武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (60166395)

キーワード高速光偏向 / 光偏向素子 / 光分岐素子 / 半導体導波路 / 高分子導波路
研究概要

従来の光偏向装置は機械的に光学素子を回転する構造のため、光偏向技術の応用範囲は限られていた。本研究の半導体導波路型光偏向素子は任意の方向への高速光偏向動作が可能であり、小型で高い信頼性が期待できるなどの特長がある。素子実現により、光偏向技術の新しい応用を開く可能がある。本研究では、この素子の実現に向け、解像点数および偏向角の増大を目指している。
平成4年度は以下の研究成果を得た。1)まず、光源のレーザ光を導波路アレイに結合する光分岐素子と導波路間隔10μmの3本の導波路を有する光偏向素子をモノリシック集積し、期待される偏向角4.5度を得た。次いで、2)導波路間隔を10μmから4μmに減少することにより、電圧20V印加時に偏向角11.2度を得た。さらに、光分岐素子に関しては、3)分岐後の導波路アレイ伝搬光がコヒレントであることから、半導体導波路型光偏向素子の分岐部として適していることを明らかにした。また、4)分岐導波路本数を増加するために、長さ1mmの高分子2次元導波路を有する半導体分岐素子を製作し、一度に約30本の導波路アレイに光分岐可能であることを明らかにした。
平成5年度は、これらの研究成果を基に、偏向素子の導波路本数の増大により解像度を向上を図る。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森木 一紀: "GaAlAs/GaAs Optical Beam Scanner Using Phased Array Waveguides" The Integrated Photonics Research Top. Meet. Tecnic. Digest. 10. WC6 (1992)

  • [文献書誌] 加藤 久幸: "光分岐構造を有する導波路アレイ型光偏向素子" 電子情報通信学会技術報告. OQE92‐140. 25-30 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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