研究課題/領域番号 |
04650389
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研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
宇山 親雄 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 部長 (30026059)
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研究分担者 |
杉本 直三 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 室員 (20196752)
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キーワード | 血管走行の三次元表示 / 超高速X線CT / 蛇行血管 / 腹腔動脈造影 / 肺SPECT像 / 蛇行血管 / 特発性肺高血圧症 |
研究概要 |
形態的画像については超高速X線CT画像を、そして機能的画像については肺SPECT画像を対象に処理を行った。 1)形態的画像の3次元表示 腹腔動脈ならびに大動脈弓部のX線CT像を対象とした。腹大動脈は左右の総腸骨動脈さらにそれぞれ内・外腸骨動脈に分かれる。この分岐を画像処理アルゴリズムで自動的に追跡分離し、ワイヤフレーム表現を行った。対象症例は左総腸骨動脈が蛇行部の処理を考える必要がある。ワイヤフレーム表現における体軸方向の血管輪郭線が各断層上の血管輪郭線上を通る線数に規則を導入することによりこの課題に解答を与えた。 大動脈弓部部分は径の大きい大動脈部と、大動脈弓部上部から頭および腕へ分岐する右腕頭動脈と左総頚動脈そして左鎖骨下動脈を表示する必要がある。この研究では各断層像上の血管輪郭と、上下の断層像上の血管輪郭との接続関係についてのアルゴリズムは提案できた。しかし、ワイヤフレーム表現するまでには至らなかった。これは今後の課題である。物質の集積塊は前者では肺腔内に不規則に分布する。これを約30枚のSPECT像を体積要素の積み重ねで表した。各体積要素にはカウント数が対応するが、局所的にカウント数が最大値を示す体積要素を領域中心として領域分割を行った。さらにカウント数の統計誤差を考慮した領域分割法を導入した。その結果この分割法は視覚的には矛盾がないと考えられたが、さらに定量的あにも合理的かどうかの検証を行いたい。
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