研究概要 |
本年度に得られた主たる知見は下記の通りである。 1.昨年度に引き続き,形状・寸法を変えた鋼材のシリーズ試験体についてインパクト・ハンマーによる衝撃加振試験を行い,振動モードあるいは固有振動数と減衰係数の相関を実験的に求めた。 2.1.の結果を基に減衰の物理モデルとして比例減衰モデルを考案し,オイラー梁の運動方程式に組み込むことにより,線形システムとしての構造体の衝撃応答を求める手法を開発した。 3.1.で求められた減衰係数を用いて,2.の手法による衝撃応答を解析的に再現した。解析結果は実験結果と極めて良い一致を見た。
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