研究課題/領域番号 |
04650442
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎・土質工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
八木 則男 愛媛大学, 工学部, 教授 (00027228)
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研究分担者 |
榎 明潔 鳥取大学, 工学部(平成4年度分担者 平成5年4月1日転出), 教授 (90136309)
矢田部 龍一 愛媛大学, 工学部, 助教授 (70127918)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | 砂 / 粘性土 / 繰り返しせん断 / 液状化 / 間隙水圧 / せん断強度 / 単純せん断試験機 |
研究概要 |
この研究は3つの部分に分かれている。すなわち、1)地震動による繰り返しせん断を受けた飽和砂の間隙水圧と液状化、2)繰り返しせん断を受けた粘性土の強度特性、3)地盤内に任意の応力状態を再現できるせん断試験機の開発である。1)では4種類の土に対して試験を行い次の結果を得た。三軸圧縮試験で繰り返しせん断を与える方法を提案し、この方法で行うと圧縮と伸張方向のひずみ振幅がほぼ同じになり、液状化抵抗は従来の方法より大きくなる。過圧密比5のシルトの液状化抵抗は相対密度40%の砂のそれと対応しており、シルトはかなり液状化しやすいことが分かった。繰り返しせん断の1サイクルでの間隙水圧の増分はせん断応力振幅と有効応力の比の関数で表示され、これによって不規則なせん断波に対しても間隙水圧の算定が可能である。種々の砂の液状化抵抗と静的なせん断試験の結果との関係を調べたところ、ダイレイタンシー係数ともっともよい相関があった。2)の研究では次の結果を得た。粘性土に繰り返しせん断を与えたときの間隙水圧は砂の場合と同様な関数で示されるがべき係数は異なる。粘性土の有効応力に関する強度定数は状態に関わらず一定となる。そして、繰り返し後の静的なせん断特性は過圧密の影響だけでなく構造の乱れの影響を顕著に受け、有効応力径路の違いとして現れる。繰り返しせん断を受けたのちの供試体の破壊時の間隙水圧係数A_fは提案した係数bによって一義的に定まり、bが同じであれば繰り返しせん断の履歴に無関係に有効応力径路が定まる。含水比と有効応力が同じであれば、強度の大きさは、過圧密、繰り返しせん断履歴、練り返し再圧密の順ある。3)の研究では、鉛直応力、水平応力、せん断応力を任意に制御できる単純せん断試験機を開発し、静的せん断試験を行ったところ三軸圧縮試験と同じ強度定数を得た。
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