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1992 年度 実績報告書

低温吸水によるコムギ種子胚・糊粉層のホルモン感受性変化とα-amylase合成制御

研究課題

研究課題/領域番号 04660009
研究機関横浜市立大学

研究代表者

野田 和彦  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助教授 (90150135)

キーワードT,aestivum / wheat / dormancy / Abscisic acid / α-amylase
研究概要

種子休眠は 高等植物の種子で共通してみられる現象だが、コムギ種子の休眠には、種子胚の発芽抑制ホルモン、アブサイシン酸(ABA)に対する感受性が関係していることを明らかにしてきた。もう一つの要因である種子内のABA量は、コムギ系統間であまり調査されていない。今回、休眠性の異なるコムギ14系統(伊賀筑後オレゴン,Chinese Spring,Zenith,Waikei l,赤銹不知,Tordo,Lancer,Satanta,Lewis,RL4137,Etore Clong,Br.6325×Prins,U67635,Klliber)の種子内のABA量をELISA法で測定した。胚内のABA量は、系統間で大きな違いがあった。しかし。胚内のABA量と種子休眠性の強弱は、相関していなかった。また、胚以外の部分(主に胚乳)では、ABA量に変異がみられなかった。以上の結果は、種子の休眠性が胚のABA感受性と強く関係していることを、更に明らかにした。
発芽時、糊粉層より分泌されるα-amylaseの合成は、植物ホルモンのジベレリン(GA)とアブサイシン酸(ABA)により制御されることは、よく知られている。種子胚より分泌されるα-amylaseと種子胚のABA感受性との関係を調べた。種子胚でのα-amylase活性は、胚のABA感受性と無関係であることを明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Noda,K.,Kawabata,C.Kawakami,N.: "Wheat grain im bibition at low temperatures and embryo responsiveness to ABA." Proc. of 6th lnt.Symp.on Pre blnvest Sprouting in Cereals. (1993)

  • [文献書誌] Sawaola,S.and Noda,K.: "Alpha amylase atlirity of grains of preharvest sprouting veses tamt and sas ceptible whoat grown ni the plgtatroh or the fiell" Proc,of 6th int,symp,on Pre-Harvest Spoonting in Cereals.(1993)

  • [文献書誌] Kawakami,N.and Noda,K.: "Embeyasic m RNAS of non-dormant mutants of wheat" Proc,of 6th int,symp,on Pre-Harvest Spoouting in Cereals.(1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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