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1992 年度 実績報告書

アクレモニウム属植物内生菌との共生によるイネ科植物の誘導耐病機作解明

研究課題

研究課題/領域番号 04660128
研究機関北海道大学

研究代表者

吉原 照彦  北海道大学, 農学部, 助教授 (90002071)

キーワードチモシーがまの穂病 / チョーク / GamahonolideA / GamahonolideB / Gamahorin
研究概要

チモシーがまの穂病菌感染によってチモシー植物体(チョーク)に生成する抗菌物質の検索を行なった。酢酸エチル可溶区から以下の6種の新化合物を単離し、立体化学を含めた構造決定を行なった。
1.ラクトン類 GamahonolideAとそのコハク酸エステル(GamahonolideB)。抗菌活性としては、Cladospodium berbarumに対し、シリカゲルプレート上で25μg/spotの活性を示した。
2.フェノール類 Gamahorin〔(3S,4R)-3.4-dihydro-8-hydroxy-7-hydroxymethyl-3.4-dimethyl-1H-2-benzopyran-1-one〕と5-hydroxy-4-phenyl-2(5H)-furanone。上記と同様の抗菌テストにより10μg/spotの活性を示すことが分った。
3.スフィンゴイド類 3-hydroxy-9-oxo-4-tetradecyl-5-oxa-1-azabicyclo〔4,3,0〕nonane-2-methanolと3-hydroxy-9-oxo-4-(4E-tetradecenyl)-5-oxa-1-iazabicyclo〔4,3,0〕nonane-2-methanol。上記と同様の方法で抗菌活性を調べたが、活性は示さなかった。
以上の研究と並行して、チモシーがまの穂病菌(E.typhina)の培養液中の抗菌物質生産能力を高めるため、培地、培養条件、菌株についての検討を行なった。バレイショ前汁に、ペプトン、malt extract,yeast extractを添加することにより活性を高めることが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Koshino: "Gamahonolides A,B,and Gamahorin,Novel Anfifungal Compounds from Stromata of Epichloetyphina on Phleum Pratense" Biosci.Biotech.Biochem.,. 56. 1096-1099 (1992)

  • [文献書誌] Hiroyuki Koshino: "Two Sphingoid Derivatives from Stromata of Epichloe typhina on phleum pratense" Phytochemistry. 31. 3757-3759 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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