研究課題/領域番号 |
04660162
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小見山 章 岐阜大学, 農学部, 助教授 (60135184)
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研究分担者 |
二ノ宮 生夫 愛媛大学, 農学部, 助教授 (80172732)
肥後 睦輝 岐阜大学, 農学部, 助手 (80198994)
藤原 三夫 岐阜大学, 農学部, 助教授 (20144347)
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キーワード | 落葉広葉樹 / バイオマス / 樹種特性 |
研究概要 |
平成4年7月24日から8月4日までの期間に、岐阜大学農学部附属演習林(岐阜県萩原町)の混交林タイプの落葉広葉樹林で、15本の試料木の伐倒調査を行った。最大個体はホオノキ(直径37.2cm)で、直径階分布にしたがって、ミズナラ、コハウチクカエデ、ウダイカンバの試料を収集した。 (結果) 樹木の直径と高さ、幹・枝・葉の各器官間における相対成長関係を検討した。幹と枝に関する相対成長関係には、場所による変動および樹種による変動ともに、ばらつきが非常に小さくて、ひとつの相対成長関係がひろい範囲に適用できることが確認された。これにより、木材利用部分の資源量が適正に評価できるようになった。しかし、葉に関する相対成長関係には、樹種と場所によるばらつきが多少検出された。 (今後の方針) まず、試料を取る樹種の数を増やして、たとえば陽樹〜陰樹間での相対成長関係の比較が可能になるようにしなければならない。また、葉の相対成長関係の分離が生じる原因を、林分構造の解析を交えて明らかにすることが必要である。いずれにしても、いま少し大きなサイズのサンプルを収集することが重要であると考えられる。
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