• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

高度不飽和脂肪酸含有リン脂質の酵素的合成とその生理活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04660218
研究機関北海道大学

研究代表者

高橋 是太郎  北海道大学, 水産学部, 助教授 (90125328)

研究分担者 細川 雅史  北海道大学, 水産学部, 助手 (10241374)
羽田野 六男  北海道大学, 水産学部, 教授 (80001600)
キーワード高度不飽和脂肪酸 / EPA / DHA / ホスファチジルコリン / レシチン / リパーゼ / リポザイム / 固定化酵素
研究概要

高度不飽和脂肪酸をもつリン脂質の生理機能を明らかにするためには所望の分子種を合成する方法を確立する必要がある.本研究では,ブタ膵臓ホスホリパーゼA_2により高度不飽和脂肪酸を大豆由来リゾ型リン脂質のsn-2位に特異的に導入する方法について検討した.その結果, (] SY.encircled1. [)基質の分散媒としてグリセロールを用いることにより反応系を均一化し,リゾホスファチジルコリンおよび遊離型の高度不飽和脂肪酸を基質としてホスホリパーゼA_2のエステル合成作用により,sn-2位に高度不飽和脂肪酸を特異的に含むホスファチジルコリンの合成に成功した。 (] SY.encircled2. [)リゾホスファチジルコリンをリゾホスファチジルエタノールアミンに置き換え,同様の方法によってsn-2位に高度不飽和脂肪酸を選択的に含むホスファチジルエタノールアミンの合成にも成功した. (] SY.encircled3. [)上記(] SY.encircled1. [)の反応はカルシウム依存性であるが,(] SY.encircled2. [)の反応はカルシウムの有無に関わらず進行することを明らかにできた. (] SY.encircled4. [)血清存在下において,上記の反応で合成した高度不飽和脂肪酸含有ホスファチジルコリンを用いて細胞を前処理することにより,レチノイン酸の細胞分化誘導作用に対して促進効果のあることを明らかにできた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 細川 雅史: "ホスホリパーゼA_2による高度不飽和脂肪酸含有ホスファチジルコリンの合成と細胞分化誘導作用に及ぼす影響" 日本水産学会誌. 59. 309-314 (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi