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1992 年度 実績報告書

森林など大粗度群落における二酸化炭素の組織的な乱流輸送に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04660276
研究機関大阪府立大学

研究代表者

文字 信貴  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20111982)

研究分担者 小元 敬男  大阪府立大学, 農学部, 教授 (60117992)
鱧谷 憲  大阪府立大学, 農学部, 教務技師
高市 益行  大阪府立大学, 農学部, 助手 (40167482)
キーワード二酸化炭素 / 乱流輸送 / 森林 / 組織運動 / コスペクトル
研究概要

1.研究の目的
森林は光合成によってCO_2を大気から吸収する一方、森林の土壌は呼吸によって大気中にCO_2を放出している。しかし、森林全体としてはCO_2の吸源としてどの程度の役割を果たしているかが定量的に明かではない。これは大気と森林群落の間のCO_2の交換量を測定することが一般には容易ではないためである。測定を困難にしている原因は、森林など大きな粗度を持つ表面からの乱流輸送形態が明確にされていないことにある。この研究の目的は森林において大気乱流の特性を観測し、CO_2について輸送の形態を明らかにすることである。
2.研究の方法
観測は滋賀県内の針葉樹林内で行った。鉄塔に現有の赤外線炭酸ガス変動計、超音波風速計(本研究で購入)を他の平均量勾配を測定する計測器とともに設置し、乱流データはフロッピーディスクに収録した。
3.結果と考察
乱流変動がどの程度の割合で輸送に寄与しているかを調べるための、群落の上で風速鉛直成分とCO_2変動の相関係数を求めた結果、不安定な大気中では約0.4で、熱や水蒸気をほぼ同じ値を示した。輸送がどの様なスケールの渦によって行われているかを示すコスペクトルの解析では、群落の上ではCO_2の輸送は熱や水蒸気の輸送のコスペクトルとほとんど同じ形をしており、あらゆるスカラー量は同じ輸送形態を持つことが示唆された。一方群落の内部では、熱や水蒸気に関する測定しか行えなかったが、群落の上に比べて相関係数の値は小さく、コスペクトル形状も成分によってまちまちであることがわかった。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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