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1992 年度 実績報告書

T-タイプカルシウム・チャンネル遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 04670108
研究機関千葉大学

研究代表者

五ノ井 透  千葉大学, 真核微生物研究センター, 助手 (30134365)

研究分担者 清野 進  千葉大学, 医学部, 教授 (80236067)
キーワードCaチャンネル / 遺伝子クローニング / ミエローマ細胞 / Oocyte / PCR法
研究概要

TータイプのCa^<2+>チャンネルを発現するmyeloma細胞よりRNAを取り、ランダム プライマーおよびオリゴdTプライマーを用いて、cDNAを作製した。すでに報告されているLータイプのCa^<2+>チャンネルのアミノ酸配列をもとに、チャンネルの機能に一般的に重要で、チャンネルのタイプを越えて保存されていると思われる配列(IVS3ーIVS4附近)について、縮退したオリゴDNAプライマーを化学合成し、PCR法により上記cDNAからチャンネルのものと思われる遺伝子を増幅し、配列を決定した。新たに得られた配列をもとに、同様のPCR法によりこれまでに報告はされていないが、チャンネルの配列にホモロジーが高い新しい配列を見つけ、2Kベースに渡り、配列を決定した。
得られた配列のなかで、特にユニークで他のチャンネルに見られない配列について 40ベースのアンチセンス オリゴDNAを化学合成した。このオリゴDNAをプローブとし、もとのmyeloma細胞および 対照の細胞のRNAについて、ノーザンブロット ハイブリダイゼーションを行ったところ、プローブは、myeloma細胞の8Kベース附近のRNAには結合するが、TータイプのCa^<2+>チャンネルをほとんど発現しない対照のマウス骨格筋由来のC_2C_<12>細胞、マウスmyeloma細胞MPC11細胞のRNAにほとんど結合しないことが分かった。すなわちこの遺伝子は、目的のTータイプCa^<2+>チャンネル遺伝子である可能性が高い。
さらに、カエルのOocyteにこの遺伝子を発現させるために、また上記(研究計画・方法、変更点の項参照)の様にアンチセンス オリゴによる発現の阻害実験を行うための実験系が必要であり、Oocyteから電流記録を行うための、コンピューター制御の膜電位固定用、刺激および記録装置を作製、準備した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Akao.M 他3名: "Isolation of a metastasizing cancer cell line from an aflatoxinB_1ーinduced rat liver tumor" Chem.Pharm.Bull. 40. 1299-1302 (1992)

  • [文献書誌] Nagai,N 他4名: "Biological activities of novel polyether antifungals,gambieric A and B from a marine dinoflagellate Gambierdiscus Toxicus" Journal of Antibiotics.

  • [文献書誌] Tohru Gonoi: "Patch-clamp study of developmental changes in voltage dependent ion channels of mouse skeletal muscle fibres" Annals of the New York Academy of Sciences.

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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