研究課題/領域番号 |
04670155
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | (財)東京都臨床医学総合研究所 |
研究代表者 |
小山内 たか (財)東京都臨床医学総合研究所, 生命情報研究部門, 研究員 (60126018)
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研究分担者 |
青柳 高明 昭和薬科大学, 衛生化学, 教授 (10159303)
永井 克孝 (財)東京都臨床医学総合研究所, 所長 (80072974)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | ガングリオシド / 酵素活性 / 酵素阻害剤 / ガラクトシダーゼ / Proteases / GM2 deficiency / WHT / Ht mouse |
研究概要 |
ガングリオシドの代謝ならびに臓器内酵素活性の変動とその関係を明らかにすることを目的とし、glycosyltransferase活性の低下による肝内GM2濃度の低下を特徴とするWHT/Htマウス臓器内の酵素活性を検討した。WHT/Htマウスおよび対照Balb/cマウスに、200μg/kgのGM2とGM3を20日間(1回/1日)連続腹腔内に投与したのち、心腔内穿刺により血液を除き、肝、脳、脾、腎内の酵素活性の変動を調べ、非投与群と比較した。臓器ホモジネートの遠心上清画分はアミノペプチダーゼ(7種)、エンドペプチダーゼ(4種)とグリコシダーゼ(6種)について活性を測定した。肝内酵素活性の変動を検討した。対照(SPF-Balb/c)マウスでは、GM3投与により、AP-B、DPP-IおよびCathepsin B活性が、またGM2投与ではCathepsin BとGlc-ase活性が有意に上昇した。一方、WHT/Htマウスでは、GM3投与により、Trypsin、Glc-ase活性が、またGM2投与ではTrypsin活性が有意に低下した。脳、脾、腎についても酵素活性を調べた。さらに各臓器内酵素活性の変動を判別関数分析法を用いて解析した。いずれの臓器でもGalactosidase(Gal-ase)が高い正相関を示すことが認められた。一方、ガングリオシド投与および非投与群の各臓器内Gal-aseの活性の変動について、WHT/Htマウスでは、ガングリオシド投与および非投与に拘わらず、いずれの臓器においてもGal-ase活性が顕著に低下しているのが認められた。GM2欠損マウス肝はGalactosyltransferase欠損によりGM3が蓄積するとともに、GM1からGalactoseを除きGM2を形成する過程にも異常が起こっていることを示唆した。GM2欠損マウスでは、両方の経路の異常によりガングリオシド代謝の混乱が誘起されるものと考える。
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