すい癌細胞株から膜分画分を作製し、免疫して、マウスモノクローナル抗体を得た。IgMクラスに属し、50kDaと30kDaの糖タンパクと反応した。この抗体を用いて1型糖尿病、2型糖尿病、続発性糖尿病の免疫診断を行った。この抗体は、1型糖尿病のすいとは殆ど反応せず、2型糖尿病とは弱く、続発性糖尿病由来のすいとは強く反応した。この抗体を用いると糖尿病の鑑別診断が可能であった。この成果は投稿中である。更に、ウエスタン・ブロット法を行い、50kDaと30kDaの糖タンパクを抽出、精製した。純品3μgkとれたので、今、アミノ酸配列を決定中である。
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