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1992 年度 実績報告書

オンコセルカ3種の感染に対するブユおよびヌカカの感受性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 04670233
研究機関大分医科大学

研究代表者

高岡 宏行  大分医科大学, 医学部, 助教授 (00094152)

キーワードオンコセルカ / ブユ / 感染感受性 / ヌカカ / 牛のオンコセルカ症
研究概要

ブユのオンコセルカ感染にたいする感受性の種間差を把握するために、大分、熊本、鹿児島、福岡、山口、岩手および神奈川の牛舎で彩集されたブユ成虫を解剖し、どのブユ種にどのオンコセルカ種の幼虫が感染しているかを検討した。その結果、5種のブユが牛のオンコセルカ3種のいずれかに感受性があることが分かった。大分では、3種のオンコセルカが見いだされているが、ここでは S.bidentatumがオンコセルカ3種のうちtypeIとIIには感受性を示すが、typeIIIには非感受性であること、S.arakawaeはtypeIとIIIに、またS.aokiiはtypeIに感受性を示すことが分かった。熊本では、typeIとIIIが見いだされているが、ここでも S.bidentatumはtypeIのみに感受性を示し、typeIIIには非感受性であった。一方S.kyushuenseはtypeIIIに感受性でtypeIには非感受性であった。岩手では熊本と同様にtypeIとIIIが見いだされたが、ここでは S.daisenseが両者に感受性を示したが、S.aokiiはtypeIにのみ感受性が見られた。他の地域のブユについては、現在解剖中である。 ヌカカについては、大分の牛舎で彩集した C.arakawaeからオンコセルカと思われる感染幼虫を得たが、形態計測の結果、鳥寄生性のEufilariaらしいことが分かった。
実験感染については、これまで、約50頭の屠殺された牛を調べ、感染を確かめたがオンコセルカの感染密度が低く、まだ十分な材料を得ていない。現在、継続中である。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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