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1993 年度 実績報告書

緑膿菌サイトトキシンとサイトトキシンコンバーティングファージの分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670243
研究機関信州大学

研究代表者

松本 頴樹  信州大学, 医学部, 助教授 (10020736)

研究分担者 津田 雅孝  山口大学, 医学部, 講師 (90172022)
大西 真  信州大学, 医学部, 助手 (10233214)
キーワード緑膿菌 / バクテリアファージ / サイトトキシン / attachment site / R型ピオシン
研究概要

φCTXとRピオシン関連ファージとの関係;φCTXは免疫学的性状およびDNAの塩基配列のホモロジーにより、Rピオシン関連ファージであることが証明された。
φCTXとPS21との関係;Rピオシン関連ファージと同定されているファージの中のPS21がctx遺伝子を持ち、CTXが発現されていることを明かにした。その発現量は非常に少量であるが、その免疫学的性状および前駆体として産生されトリプシンで活性化されることより、φCTXの産生するCTXと同様であることが推察された。PS21とφCTXとは、宿主域が異なり、加えて、φCTXの接着部位はPAO1のSpPフラグメントであるのに対し、PS21の染色体への接着部位はSpGフラグメントに存在することがパルスフィールド電気泳動によって明かになった。また、PS21のゲノムサイズは30kbpであることが推察された。しかしながら、両者は交差免疫を示し、ファージゲノム上の広い範囲にわたってDNAのホモロジーがあることより、非常に近縁のファージであることが示唆された。
Rピオシン関連ファージのサブグループ化;さらに、広くRピオシン関連ファージをサザンハイブリダイゼーションによって解析することにより、その中にφCTXに対し限定された一部分のみにDNAのホモロジーが認められるグループとctx遺伝子を持たないがホモロジーが広範囲に認められるファージのグループが存在することが明かになった。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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