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1993 年度 研究成果報告書概要

マウス腸管上皮細胞内リンパ球(IEL)に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670257
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細菌学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

深山 昭雄  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (20075047)

研究分担者 今村 誠司  藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (20247654)
川本 保子  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (50090676)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
キーワードiIEL / グランザイムA / ペプチド抗体 / ハイブリドーマ / P815 / 細胞障害活性
研究概要

マウス腸管上皮内リンパ球(iIEL)のグランザイムAに関する過去の研究成果をふまえ、今年度は次の2項目について研究した。
1.グランザイムA-ペプチド抗体の同定とその作用
(1)CTLグランザイムAのペプチド(146-158位)に対する抗体を作成し、そのiIEL-グランザイムAとの反応性を検討した。ペプチド抗体はELISA法でグランザイムAと反応するが、マウス血清やトリプシンとは反応しない。(2)ウエスタンブロッティグでiIELから精製したグランザイムAのダイマーとは反応するが還元グランザイムとは反応しない。またこの抗体を用いて、^3H-DFP標識の可溶化iIELを免疫沈降することにより、分子量約60Kdの標識蛋白がこの抗体と反応することを証明した。(3)本ペプチド抗体は精製グランザイムAのBLTに対するエステラーゼ活性ならびに,iIELのP815に対する細胞障碍活性を阻害しなかった。
2.iIELの細胞障碍作用
iIELは24時間培養で約50%の細胞が死滅する。これはiIEL集団内の細胞がお互いに攻撃される結果ではないかと考え、BW5147およびBW5147とiIELのハイブリドーマ(49D4,30E3,14B7)を標的としてiIELの細胞障碍作用を調べた。
(1)P815を標的細胞に用いた場合,direct lysisは殆んど見られない。(2)BW5147および49D4,30E3,14B7に対しては強い細胞障碍活性を示した(E/T比1:2で10〜15%,1:5で〜35%)。この結果はiIELのNK活性はT細胞に対してより強く表現されていることを示唆するものである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yutaka,Kato: "Characterization of granzyme A of murine intestinal intraepithelial lymphocytes" Biochem.Biophys.Res.Comm.(発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 1995-03-27  

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