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1992 年度 実績報告書

運動習慣の生命延長に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670331
研究機関鳥取大学

研究代表者

能勢 隆之  鳥取大学, 医学部, 教授 (10032195)

研究分担者 岩井 伸夫  鳥取大学, 医学部, 助手 (80191906)
黒沢 洋一  鳥取大学, 医学部, 助手 (50161790)
大城 等  鳥取大学, 医学部, 講師 (40160486)
飯塚 舜介  鳥取大学, 医学部, 講師 (50108817)
キーワード運動習慣 / 心電図RR間隔変動係数 / 生命延長 / 老化指標
研究概要

運動習慣と生命延長の関係を研究するため、老化及び生命延長の指標としての心電図のRR間隔の変動係数と運動習慣との関係について研究を行った。対象は、健康診断等の目的で健康増進センターを来所した、いわゆる健康人で、男性187名、女性117名、合計304名であった。
運動習慣のある人とは、週1回以上2Mets(Metabolic rates)以上の強度の運動を行っている人と定義した。
調査結果
年齢と心電図RR間隔の変動係数の関係は、20歳代から40歳代までは加齢により急激に低下し、50歳代以降は漸減する曲線回帰が認められた。年齢とRR間隔の変動係数との相関係数は、男性ではR=-0.567女性ではR=-0.671と有意な負の相関を認めた。次に運動習慣のある人なない人で心電図RR間隔の変動係数を検討した。男性では運動習慣のある人とない人に比較して心電図RR間隔の変動係数が大きかった。しかし男性の運動習慣のある人とない人で心電図RR間隔の変動係数を年齢補正して比較したところ有意の差は認められなかった。更にステップワイズによる重回帰分析の結果では、心電図RR間隔の変動への寄与率は年齢が最も高く、ついで心拍数、喫煙量の順となった。心電図RR間隔の変動係数と運動のあきらかな関係は見いだされなかった。今後、今後の死亡状況の追跡等により、RR間隔の変動が生命延長の指標になり得るかどうか、更なる検討が必要である。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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