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1992 年度 実績報告書

リンパ球中Mg量を指標とした「潜在性Mg欠乏症」の栄養疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670333
研究機関徳島大学

研究代表者

今木 雅英  徳島大学, 医学部, 講師 (20168511)

研究分担者 田村 隆教  徳島大学, 医学部, 助手 (80155267)
三好 保  徳島大学, 医学部, 教授 (70035393)
キーワードリンパ球中Mg / 血清中Mg / 血清脂質 / 消費エネルギー量 / 生活習慣
研究概要

マグネシウム(Mg)等の潜在性の欠乏症が進行していると考えられる。我々はリンパ球中Mg量をMg欠乏の指標に疫学的研究を実施しよう考えている。そのためまず、血清Mg量と生活習慣の関係および日常生活活動との関係を検討し、リンパ球中Mgの疫学的調査のための基礎データにしようとした。
血清Mg値と生活習慣に関する青年女子256名を対象に、平均値以上の群(H群)と平均値未満の群(L群)の2群に分けて、諸要因について比較検討した。その結果、1.血清Mg値の分布は2.14±0.182mg/dl、最大値2.65mg/dl、最小値1.71mg/dlであった。
2.遊離コレステロール、HDLコレステロール、リン脂質に統計的に有意な差異が認められ、H群の方が高値を示した。3.血清Mgと血清酵素及び血圧の関係について、GOTのみ、統計的に有意な差異を認めた。4.血清Mgと生活習慣等のアンケート調査の結果の関連性について、「甘味」及び「辛味」に関して統計的に有意な差異が認められた。不定愁訴との関係については、「頭痛をよく感じますか」、「耳鳴りすることがありますか」に統計的に有意な差が認められた。。栄養素について、L群とH群の判別分析を行った結果、選択された項目は、ビタミンB1のみであった。
血清Mg量と日常生活活動の関係については、血清Mg2.0mg/dl以下の群は、それ以上の群に比べて、エネルギー消費量が高値を示した。さらにその群は、「いつも」及び」「ときどき」運動しているものの割合が高かった。すなわち、以上、日常生活活動によっても血清Mgは影響を受けていることが認められた。
以上、血清Mgレベルにおいても生活要因等の影響を受けていることが認められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今木 雅英,他: "Study on the relationship between Serum magnesium and daily physical activity in young females" マグネシウム. 12. (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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