研究課題/領域番号 |
04670463
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
久保 恵嗣 信州大学, 医学部, 講師 (80143965)
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研究分担者 |
吉村 一彦 信州大学, 医学部附属心脈管研究施設, 講師 (70174985)
酒井 秋男 信州大学, 医学部附属心脈管研究施設, 助教授 (70020758)
本田 孝行 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (80238815)
小林 俊夫 信州大学, 医学部附属病院, 講師 (80020775)
関口 守衛 信州大学, 医学部, 教授 (70075232)
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キーワード | 綿羊 / 急性肺損傷 / エンドトキシン血症 / 好中球 / 特異的好中球エラスターゼ阻害剤 |
研究概要 |
〓羊のエンドトキシン血症による肺損傷は、人のARDS(呼吸窮迫症候群)の有用なモデルである。著者らはこのモデルを用い急性肺損傷の発生機序につき検討を加えてきた。今回はこの肺損傷に対する好中球エラスターゼの関与につき検討した。特異的好中球エラスターゼ阻害剤(ONO-5046)を用い、エンドトキシン(ug/kg投与により〓起される種この lung dipfuction について、ONO-5046の効果を検討した。ONO-5046 10mg/kg/hr の前および持続静脈内投与はエンドトキシンによる肺高血圧、肺血管透過性亢迫による肺水腫、血中球(特に好中球)の減少、低酸素血症などを有意に抑制した(ARRD143;A580,1991)。次に、ONO-5046 1mg/kg/hr を投与し、dose-response の効果につき検討した。 左記に示すように dose-respouse に lung dysfunctionを抑制した。ONO-5046は人のARDSの治療に有用と思われる。
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