研究課題/領域番号 |
04670659
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
井上 登美夫 群馬大学, 医学部・核医学教室, 助教授 (80134295)
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研究分担者 |
冨吉 勝美 群馬大学, 医学部・核医学教室, 助手 (60188802)
遠藤 啓吾 群馬大学, 医学部・核医学教室, 教授 (10115800)
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キーワード | レセプターイメージング / 薬物投与設計 / ポジトロンCT |
研究概要 |
モルモットを対象として、交感神経分布のイメージングが行える^<131>I MIBGと血管内トレーサである^<99m>Tc HSAと同時に静脈内投与し、各々の動脈中の放射能からMIBG肺摂取率を算出する実験系を作成した。平均肺摂取率は約20-30%であった。このMIBG肺摂率は、投与するMIBGの容量依存性があることが確認された。また、ウサギを対象にして、^<123>I MIBGと^<99m>Tc HSAの同時投与を行い、採血せずにガンマカメラで撮像した肺イメージデータのみから、デコンボリューション法を基礎とした数値解析的手法でMIBG肺摂取率を測定するソフトを構築した。 この手法で求めたMIBG肺摂取率も約30%前後であり、比較的採血法に近い結果が得られた。さらに経気道投与の薬剤分布をもとめるため、モルモットに気管内挿管して動物用超音波ネブライザで作成したエアロゾルを吸入し、イメージングを行う手法を確立した。ポジトロン標識リガンドは基礎的検討の結果、H1レセプタである^<11>Cピララミンを選択し、コールドの標識実験を行った。
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