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1992 年度 実績報告書

MR(磁気共鳴)による骨髄動態の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04670676
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

平敷 淳子  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60008589)

研究分担者 陣内 逸郎  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (70162823)
平嶋 邦猛  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00165169)
天沼 誠  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (10212565)
長谷川 真  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90211474)
渡部 恒也  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (50056313)
キーワードSTIR / 骨髄 / 再生不良性貧血 / 転移性骨腫瘍 / 骨髄動態
研究概要

1.本年度の知見と成果
(1)STIR(Short TI Inversion Recovery)woth double Echo法を用いて各種血液疾患患者の骨髄MRIを得、その画像解析と骨髄動態の解析を行っている。再生不良性貧血患者の腰椎MRIから得られた知見では、MRI所見はほぼ1:1の対比で骨髄像を反映していた。再生不良性貧血では低形成骨髄が再生(repopulation)していく課程で正常の骨髄分布を呈することも統計的有意に証明された。この再生課程は骨髄内の血管分布に起因していると考えている。すなわち脂肪細胞により圧排、偏位、閉塞を受けている血管は治療薬剤の到達も悪く従って治らず、椎体の周辺に残っていた、あるいは押しつけられていた遊走細胞が先に再生すると推測している。
(2)STIR with double Echo法をさらにマクロの病理像と対比するための研究に取りかかっている。体重2Kgの雑種ブタの腰椎を3椎体摘出しMRIを撮像、直ちにマクロの切片を作り造血像をMRI所見と対比している。
2.今後の研究への展開
(1)ブタの腰椎を上記のようにして取り出し、直ちにP-31MRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)を施行する。高エネルギーリン酸の分布及びその経時的な変化を計測する。
(2)上記のブタ腰椎のリンMRIを得、椎体におけるリンの分布が造血組織とどのように関わりあっているかを検討する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] ATSUKO HESHIKI: "Bone Marrow MRI in prostate cancer" PROSTATE CANCER AND BONE METASTSIS. 324. 209-215 (1992)

  • [文献書誌] 天沼 誠 他: "胸部大動脈瘤にたいするMR angiographyの有用性の検討" 日本医放会誌. 52. 235-237 (1992)

  • [文献書誌] MAKOTO AMANUMA 他: "Abdominal aortha:Characterisation 8 blood flow and measurement of its regional distribution by cine magnetic resonance phase-shift velocity mapping" European Radiology. 2. 559-564 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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