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1992 年度 実績報告書

進行性ミオクローヌスてんかんの病因遺伝子(EPM1)の単離

研究課題

研究課題/領域番号 04670709
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

工藤 純  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80178003)

研究分担者 浅川 修一  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30231872)
蓑島 伸生  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90181966)
清水 信義  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50162706)
キーワード進行性ミオクローヌスてんかん / EPM1 / 遺伝疾患 / 第21染色体 / コスミドライブラリー / FISH / 染色体ソーティング / YAC
研究概要

セルソーターを用いて分別・精製した約1000万本の第21染色体由来のDNAを制限酵素MboIを用いて部分分解し、コスミドベクターSuperCoslを用いて染色体特異的コスミドライブラリーを作成した。得られたコロニーは個別に96穴のマイクロタイタープレート中に独立クローンとして収集し、保存した。現在までに345プレート、約33、000クローンを保存した。また得られたコスミドをプローブとしてFISHマッピングを行ったところ13クローン中10クローンが第21染色体由来であることが確認されたので、約25、000クローンの第21染色体特異的コスミドが得られたことになり、これは第21染色体DNA(48Mb)を約18倍カバーする数に相当する。さらにハイブリダイゼーションによるスクリーニングを迅速に行うためにコスミドライブラリーから22枚1組からなる高密度コロニーフィルター(1536コロニー/フィルター)を作成した。既知の第21染色体特異的DNAマーカーを用いてハイブリダイゼーションを行ったところ、調べた17種類のすべてから陽性コスミドクローンが同定された。従って本ライブラリーは第21染色体のほぼ全域を網羅するものと考えている。一方我々は最近CEPHからYACライブラリーを入手した[Nature 359:380-387(1992)]。これらのYACクローンの中には、EPM1領域のものも含まれている。YACには複数のインサートが連結したキメラが多いことや、インサート内で欠失を起こしやすいなど種々の問題があるが、複数のYACをプローブに用いて我々の作成した第21染色体特異的コスミドライブラリーをスクリーニングすることによりEPM1領域のコスミドを一挙に多数分離できるので、コスミドコンティーグを迅速に作成できる。今後はEPM1領域のコスミドコンティグの作成、未知遺伝子の同定を目指す。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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