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1992 年度 実績報告書

脾臓の抗腫瘍能ー特に術後免疲化学療法での脾臓の必要性についてーの実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670771
研究機関山梨医科大学

研究代表者

関川 敬義  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (10134553)

研究分担者 小河原 忠彦  山梨医科大学, 医学部, 助手
キーワード脾臓 / 術後免疫化学療法
研究概要

colon26の皮下接種腫瘍量は、5×10^5個では、4日目3mm、8日目6mm、12日目11mm、5×10^6個では4日目6mm、8日目10mm、12日目は14mmとなるが死亡例が多くなったため5×10^5個を接種することにした。
次に免疫療法単独及び化学療法剤併用の治療効果を検討した。OK-432の免疫療法剤は、腫瘍移植10日後に腫瘍内注入することで、腫瘍の増殖を抑制し、生存期間を延長させた。化学療法剤のCyclophosphamide(CY)は、腫瘍移植13・14日後腹腔内注入することで50%腫瘍縮小効果を認めた。OK-432、CY併用療法は腫瘍縮小率、腫瘍縮小期間のいずれも、それぞれの単独郡に比べ良好であった。所属リンパ節では、OK-432は、L3T4比率を減少、Lyt2比率を増加させ、CYは、L3T4比率、Lyt2比率を増加させた。脾臓では、OK-432はL3T4比率、Lyt2比率は減少させたがL3T4/Lyt2は増加した。一方、OK-432、CY併用療法では著しいL3T4比率の増加を認めたが、L3T4/Lyt2は軽度の増加であった。
Winn lassayでは、OK-432単独、OK-432・CY併用、CY単独の順で脾細胞に腫瘍中和能を認めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小河原 忠彦: "Cyclophosphamide併用,OK-432腫瘍内投与におけるマウス所属リンパ節および脾臓のリンパ球サブセットの解析および脾臓細胞の抗腫瘍能の検討." BIOTHERAPY. 6. 697-699 (1992)

  • [文献書誌] 小河原 忠彦: "OK-432腫瘍内注入による胃癌所属リンパ節への効果" 癌と化学療法. 119. 1601-1604 (1992)

  • [文献書誌] 亀井 茂男: "摘脾の時期による実験胃癌発生率の検討." 消化器癌の発生と進展.14. 303-307 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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