研究課題/領域番号 |
04670805
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
三富 利夫 東海大学, 医学部・第2外科, 教授 (20055809)
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研究分担者 |
渡辺 慶一 東海大学, 医学部・病理, 教授 (00055865)
中崎 久雄 東海大学, 医学部・第2外科, 助教授 (10056145)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | モノクローナル抗体 / 制癌剤抗体 / 耐性 / monoclonal antibody |
研究概要 |
1)抗制癌剤抗体を作製すること。 2)抗制癌剤抗体を用いて a)副作用を軽減すること。 b)制癌剤効果の増強を検討すること。 3)制癌剤のモノクローナル抗体を作製すること。 以上を研究目的としてきた。 今年度は特に副作用の軽減につき検討した。 Wistar系Ratの心臓及び骨髄についてADM投与群とADM+抗ADM抗体投与群で比較した結果、抗ADM抗体の投与群では、心臓の機能障害は軽減された。また骨髄機能の検討でも白血球数、血小板数は抗ADM抗体投与群ではよく維持され、抗ADM抗体投与による副作用の軽減傾向が有意に認められた。今後の研究課題としては投与する抗制癌剤抗体の量、投与の時期(この実験では90分後)、MoAbの作製、他の制癌剤での抗体作製を目的とせねばならない。 次に制癌剤効果と耐性克服について検討した。耐性克服には現況有効な手段がない。有用な制癌剤の投与の間隔を短かくし、繰り返しの投与が最も望ましい方法である。そのためには薬剤効果の中和が意図的に可能であれば副作用を軽減しうる。このことが効果増強につながる一方法である。ADMと抗ADM抗体投与群ではADM単独投与群に比して抗腫瘍効果が有意に認められた。 次にモノクローナル抗体を作製した。抗原であるADMと特異的に反応するlgG型のモノクローナル抗体が得られた。このMoAbを用いて今後従来のポリクローナル抗体で行ってきた研究をより特異性を高め実験する。
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