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1994 年度 実績報告書

クモ膜下出血後の脳血管攣縮の病態における免疫学的反応の関わり

研究課題

研究課題/領域番号 04670857
研究機関浜松医科大学

研究代表者

西澤 茂  浜松医科大学, 医学部, 助手 (40135257)

研究分担者 植村 研一  浜松医科大学, 医学部, 教授 (60009561)
キーワードクモ膜下出血 / 脳血管攣縮 / 免疫抑制剤
研究概要

クモ膜下出血後の脳血管攣縮の病態に、免疫学的反応が関与している、というのがわれわれの実験的仮説である。この仮説を検証するために、犬を用いたクモ膜下出血モデルを作成し、新しい免疫抑制剤である、FK-506を用いて脳血管攣縮の抑制効果を検討した。既に報告したように、残念ながら FK-506 には、以前われわれが報告したように cyclosporine でみられたような脳血管攣縮抑制作用は見られなかった。この両者の免疫抑制剤による効果の差については、これ異常深く追求して検索していないが、恐らくは interleukine-2 の産生抑制機序が異なっているためであろうと思われる。
FK-506 の血管におよぼす薬理学的効果については isometric tension study を用いて検討し、既にその結果については報告したが、FK-506には直接的には血管の拡張効果、収縮効果は見られないことがわかった。脳血管攣縮の未治療群と FK-506 治療群で、脳血管における、主に補体、免疫グロブリンなどにたいする免疫組織染色をおこなって血管壁における免疫学的反応を検索しようと何度も試みたが、なかなか上手く染まらず、結局この結果について言及し、その研究成果について学会報告、並びに論文発表するには到らなかった。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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