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1992 年度 実績報告書

長管骨の力学的特性の生体内計測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670886
研究機関信州大学

研究代表者

中土 幸男  信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (80115360)

研究分担者 野村 彰夫  信州大学, 工学部・情報工学科, 教授 (00115362)
キーワード長管骨 / 振動モード / モーダル解析 / インパルス衝撃応答 / 固有振動数 / 力学的特性
研究概要

1.手の第2中手骨における振動モードの測定 手の第2中手骨はMD法で骨密度などが測定されている部位であり、現在行われている標準的な骨密度測定値とインパルス衝撃応答から得られる力学的特性との対応をみることができる。脛骨用に用いていたインパルスハンマーをより接触面積の小さなハンマーに変えて入力した。入力レンジはこれによって約700Hzまで延びたが、骨の幅に対して加速度センサーが大きいため安定した固有振動数の測定ができなかった。しかし、横振動と縦振動の2種の振動があると、固有振動は約200Hz程度であることなどが判った。今後、加速度センサーの選択、および加振をインピーダンスヘッドを使って入力するなどを検討している。
2.生体脛骨のモーダル解析 in vivoの長管骨が加振に対してどの様に振動するかを検索する目的で、ヒトの生体内脛骨の前内側面に下から順次加速度センサーを張り付けて、脛骨下端内果をインパルスハンマーで加振し、A&D社製のモーダル解析装置に入力した。その結果、両端自由な梁の振動モードが得られた。生体内脛骨のモーダル解析が可能になったことより、今後脛骨骨折治癒過程やそのシミュレーション実験が可能となった。
3.健常人脛骨の固有振動の集団測定 8才から90才までの被験者(男343、女229名)について脛骨の固有振動を調べた。その結果、骨のヤング率と密度の年齢的推移、男女差が従来から行われている他の骨密度計測などの報告とほぼ一致した。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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