研究課題/領域番号 |
04670890
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
増原 建作 大阪大学, 医学部, 助手 (90238915)
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研究分担者 |
小野 啓郎 大阪大学, 医学部, 教授 (70028330)
吉川 秀樹 大阪大学, 医学部, 講師 (60191558)
橋本 淳 大阪大学, 医学部, 助手 (40237938)
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キーワード | 骨形成因子(BMP) / 単クローン抗体 / 免 |
研究概要 |
骨形成能を有する生理活性ペプチドである骨形成因子(BMP)に対する特異的単クローン抗体の作成に成功した。本抗体の特異性については、ELISA法およびwestern blot法を用いて明らかにしたので、本抗体の臨床応用につき検討した。先づヒト血中にBMPが微量に存在するか否かを明らかにする目的で、sandwitch ELISA法の確立をめざした。ELISA用96穴プレートに100μg/mlの抗BMP-4単クローン抗体を固着させ、ブロッキング・洗浄の後、recombinant 1wman BMP・4(1-100ng/ml)と反応させた。 洗浄後、ビオチン化した抗BMP-4多クローン抗体、次いでペルオキシダーゼ標識化アビジンDを反応させた後、基質液を加えて発色させ、イムノリーダー(マイクロプレート用吸光度測定装置)を用いて吸光度を測定した。その結果、10ng/ml-100ng/mlの濃度範囲で直線的検量線を描くことが可能であることが明らかとなった。 そこで、recombinant BMP-4を発現することが確認されているCHO細胞の培養上清中のBMP-4につき本sandwitch ELISA法を適用して定量したところ、20-25ng/mlのBMP-4の存在が確認された。一方、陰性コントロールとしてのBMP-4を発現しないCHO細胞上清からはBMP-4の存在を確認できなかった。以上、BMP-4に対する微量定量法を確立した。
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