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1992 年度 実績報告書

モルヒネ耐性および依存における脳内オピオイド受容体の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670920
研究機関岐阜大学

研究代表者

太田 宗一郎  岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (50144027)

研究分担者 野崎 正勝  岐阜大学, 医学部, 助教授 (30021380)
下中 浩之  岐阜大学, 医学部, 助教授 (90135202)
キーワードモルヒネ耐性および依存性 / オピオイド受容体 / 受容体結合実験
研究概要

1.モルヒネ依存性モルモットの作製
ハローセン麻酔下にて、モルモットの背部皮下に硫酸モルヒネ徐放剤300mg/kgを植え込んだ。比較として、塩酸モルヒネ錠300mg/kg皮下植え込み群、偽手術群を作製した。それぞれの群の動物に24時間、48時間及び72時後、ナロキソン2mg/kgを皮下注入し、退薬症候(jumping)を観察した。硫酸モルヒネ徐放剤及び塩酸モルヒネ錠植え込みモルモットにおいては、24時間後にナロキソン皮下注した場合、jumpingなどの退薬症候が観察された。しかし、48時間後においては硫酸モルヒネ剤植込み群のみJumpingが観察された。72時間後では両群ともjumpingは観察されなかった。
2.オピオイドリガンド結合実験
それぞれ群のモルモットを24及び48時間後に断頭し、脳膜標本を作成。^3H-DAGO(μ選択性リガンド)、^3H-DPDPE(δ選択性リガンド)、^3H-U69395(κ選択性リガンド)のオピオイドリガンドを用いて、受容体結合実験を施行した。得られた結果は、現在解析中である。しかし、脳内の各タイプ選択的オピオイドリガンドの結合量は予想していた以上に小さく、その解析は複雑である。現在のところ、モルヒネ投与群と非投与群の受容体総濃度および親和性は、あまり大きな変動はないようである。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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